マレーシア入国に必須のデジタルアライバルカード(MDAC)は、公式サイトから数分で登録できます。ポイントは「入国予定日の3日前から」「無料の公式ポータルで」登録すること。ここでは登録の手順と入力項目、公式サイトの見分け方、間違えたときの対処をまとめます。(入国手続き全体はマレーシア入国手続きガイド)
この記事はMDACの登録方法に絞って解説します。パスポート・ビザ・入国審査・自動化ゲートなど入国手続き全体の流れを知りたい方は、マレーシア入国手続きガイドをあわせてご覧ください。
登録のタイミングと準備するもの
- タイミング:入国予定日の3日前から登録できます。それより前は登録できないため、往復の便が確定したら出発前に済ませておくのが安心です。空港到着時の登録が案内されるケースもありますが、通信環境や入国手続きの遅延を避けるため、事前登録を推奨します。
- 準備:パスポート、到着/出発日、便名、マレーシアでの滞在先、メールアドレス、電話番号
- 料金:無料(クレジットカード情報の入力は不要)
- パスポートの有効期限:マレーシア入国では、入国時点で6か月以上の有効期限が必要です(2026年時点。最新はマレーシア移民局・在マレーシア日本国大使館の公式情報でご確認ください)。
当社のお客様では出発前日に登録される方もいますが、万一システムが混雑しても慌てないよう、出発の2〜3日前の登録をおすすめしています。往復の便が確定してから登録すると、日付の修正も減ります。
公式サイトの見分け方
MDACで最も気をつけたいのが、公式を装った有料代行サイトです。検索すると上位に代行サイトが並ぶことがあり、そのまま登録すると本来無料のところに手数料を請求されてしまいます。見分けるポイントは次の2つです。
- URLを確認する:移民局の公式ポータルは、URLが「imigresen-online.imi.gov.my」で始まります。この表記でない場合は第三者サイトの可能性が高いです。
- 料金・カード情報を求められたら公式ではない:MDAC登録は無料です。手数料やクレジットカード情報を求めるサイトは第三者サービスなので、入力せず閉じてください。
MDAC登録の手順
公式ポータルにアクセス
移民局公式(imigresen-online.imi.gov.my)を開きます。検索結果に並ぶ第三者の有料サイトにご注意ください。
個人情報を入力
氏名・生年月日・国籍・パスポート番号と有効期限を、パスポート通りに入力します。
渡航情報を入力
到着日・出発日・便名・マレーシアでの滞在先を入力します。
内容を確認して送信
入力ミス(スペル・番号・日付)がないか確認して送信します。
控えを保存
登録完了画面/確認メールをスクショまたは印刷し、入国時に提示できるようにします。
下見や短期留学で入国を繰り返す方は、渡航のたびに新しく登録が必要です(学生パスなどの対象外区分を除く)。前回の控えは使い回せないので、渡航直前のリマインドに「MDAC登録」を入れておくと取りこぼしが減ります。家族で渡航する場合は渡航者ごとに登録が必要です。お子さんの分も忘れないでください。
入力でつまずきやすいポイント
MDACそのものは数分で終わりますが、同じところでつまずく方が多くいらっしゃいます。多くは「表記のズレ」で、あらかじめ知っておくと安心です。
- 氏名はパスポート表記に完全一致:ミドルネームや姓名の順番も含め、パスポートの英字表記そのままに入力します。旧姓や普段使いのローマ字ではなく、必ずパスポート記載どおりに。
- パスポート番号・有効期限:数字とアルファベットの見間違い(0とO、1とIなど)に注意します。
- 電話番号は国番号から:日本の番号は先頭の0を外し、国番号(+81)から入力する形式が一般的です。
- 到着日・出発日:現地時間で判断します。深夜便などで日付をまたぐ場合は、実際にマレーシアへ到着する日付を選びます。往復の便が確定してから登録すると修正が減ります。
- 滞在先:ホテル名だけでなく住所も求められることがあります。未定の場合は、当面の宿泊先を入力しておくとスムーズです(Airbnbなどの民泊でも、実際に滞在する住所を入力します)。
当社でも特に多いのが、パスポートどおりの英字表記になっていないケースです。姓名を逆に入れてしまう、ミドルネームを省く、といった小さなズレでも入国時の確認に時間がかかることがあります。送信前に、パスポートを手元に置いて1文字ずつ照合するのがおすすめです。
入力欄の名称や必須項目は、ポータルの更新で変わることがあります。実際の項目は最新のものを公式ポータルで確認してください。
登録後の確認・控え・修正の考え方
登録後は「控えを残す」「内容を見直す」の2点を意識しておくと入国時に慌てずに済みます。
- 控えの保存:登録完了画面や確認メールをスクショと印刷で残します。空港は通信が不安定なこともあるため、オフラインで見られる状態にしておきます。
- 完了メールが届かないとき:登録後にメールが届かない場合でも、登録完了画面が表示されていれば登録できているケースがあります。迷惑メールフォルダも確認し、完了画面のスクショを控えとして残しておきましょう。
- 内容の見直し:入力内容に誤りがある場合の対応方法は、移民局の仕様変更が行われることがあります。誤りに気づいたら早めに、最新の修正方法を公式ポータルまたは移民局の案内で確認してください。
- 日程が変わったとき:便や入国日が変わった場合は、登録し直しが必要になることがあります。3日前の登録可能枠から大きくずれる場合は特に注意します。
修正手順や再登録の要否は仕様変更が起こりやすい部分です。迷う場合は在マレーシア日本国大使館や移民局の公式案内で最新の取り扱いを確認してください。
入国後のビザ・学校・住まいまで相談できます
MDACは入口。教育移住はビザ・学校・住まいが連動します。
全体像は総合ガイドで整理しています。
家族・お子さん分の扱い
親子留学・教育移住のご家庭からは「子どもの分はどうするのか」という質問をよくいただきます。考え方は次のとおりです。
- 渡航者ごとに登録:MDACは渡航する人ごとに登録します。乳幼児でも渡航する本人の分が必要です。
- お子さんの分は保護者が代理入力:保護者がお子さんの分を登録できますが、入力するのはお子さん本人のパスポート情報です。保護者のもので代用はできません。
- まとめて登録できるか:家族分を1つの手続きでまとめられるか、子どもの入力項目の細部は変わることがあります。渡航前に公式ポータルの最新表示で確認を。
学生パスなど対象外になる方
教育移住で学校に通うご家庭に関わるのが「学生パスを持っていてもMDACは必要か」という点です。
- 有効な学生パスなどの長期滞在パスを保持している方は、原則としてMDAC登録の対象外です。学生パス・就労パス・MM2Hなどの長期滞在パス保持者は、パスが有効な間の再入国では対象外とされています。
- パスの取得前は対象:学生パスを取得する前の初回入国時は、一般の渡航者と同じくMDAC登録が必要になるのが一般的です。
- パスが失効すると対象に戻る:パスの有効期限が切れた後は、次の入国から通常どおりMDAC登録が必要になります。
免除の条件や切り替えの時期はケースで異なり、仕様変更も起こりやすい部分です。学生パスまわりは学校や当社のサポートで個別に確認するのがおすすめです(2026年時点の取り扱い。最新は移民局公式でご確認ください)。
よくある質問
MDACはいつ登録できますか?
入国予定日の3日前から登録できます。それより前は登録できないため、出発前に済ませておくのがおすすめです。空港到着時の登録が案内されるケースもありますが、通信環境や入国手続きの遅延を避けるため、事前登録を推奨します。
MDACの登録に料金はかかりますか?
無料です。料金を請求したりクレジットカード情報を求めたりするサイトは公式ではありません。URLが imigresen-online.imi.gov.my で始まる移民局の公式ポータルから登録してください。
登録内容を間違えたら?
入力内容に誤りがある場合の対応方法は、移民局の仕様変更が行われることがあります。最新の修正方法は公式ポータルまたは移民局の案内をご確認ください。誤りに気づいたら早めに対応し、渡航時に控えを提示できるようにしておくと安心です。
登録完了メールが届かないときは?
登録後にメールが届かない場合でも、登録完了画面が表示されていれば登録できているケースがあります。迷惑メールフォルダも確認し、完了画面のスクリーンショットを控えとして残しておきましょう。
家族分もまとめて登録できますか?
MDACは渡航者ごとに登録します。保護者がお子さんの分を代理入力できますが、入力するのはお子さん本人のパスポート情報です。まとめて登録できるかは仕様によるため、公式ポータルの最新表示でご確認ください。
学生パスを持っていてもMDAC登録は必要ですか?
有効な学生パスなどの長期滞在パスを保持している方は、原則としてMDAC登録の対象外です。ただしパスの取得前(初回入国時)は登録が必要になるのが一般的で、パスが失効すると再び対象になります。最新の扱いは学校や公式案内でご確認ください。
乗り継ぎ(トランジット)だけの場合も必要ですか?
入国せず乗り継ぎのみの場合と、いったん入国する場合とで扱いが異なることがあります。ご自身の航空券・空港の動線に応じて、公式ポータルの案内で必要かどうかを確認してください。
便や入国日が変わったら登録し直しですか?
便変更・入国日変更で内容が変わった場合は、登録し直しが必要になることがあります。3日前から登録できる枠の範囲で、最新の予定に合わせて対応してください。