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マレーシア移住・生活ガイド

マレーシア入国手続きガイド|
デジタルアライバルカード(MDAC)と必要な準備

マレーシアに入国するには、パスポートに加えて「デジタルアライバルカード(MDAC)」の事前登録が必要です。旅行・下見でも、教育移住の準備でも通る道なので、必要な手続きと注意点を整理します。

結論として、マレーシア入国で押さえるのは①有効期限6か月以上のパスポート ②到着72時間(3日)前から出発前までに済ませるMDAC(デジタルアライバルカード)登録 ③ビザの要否の確認の3点です。短期の下見でも必要になるので、教育移住を考え始めた段階で流れを知っておくと安心です。制度は変わることがあるため、渡航前に必ずマレーシア移民局公式(imi.gov.my)で最新をご確認ください。

マレーシア入国に必要なもの

※制度・必要書類・滞在可能日数は変わることがあります。最新は在マレーシア日本国大使館・マレーシア移民局の公式情報(imi.gov.my)でご確認ください。

デジタルアライバルカード(MDAC)とは

MDAC(Malaysia Digital Arrival Card)は、マレーシアに入国する外国人全般が対象とされる電子申告フォームで、入国手続きのなかの一手続きにあたります。2023年12月に開始され、2024年1月から到着前の提出が原則化されました。運営はマレーシア移民局で、目的は入国審査の効率化です。ビザの代わりではありません。長期パスを持つ人などは対象から免除されていますが、「短期の旅行者だけの制度」ではない点に注意してください。

入国手続きとして押さえておきたい要点は次の3つです。

登録の具体的な手順(5ステップ)・入力項目・つまずきやすいポイント・登録内容を間違えたときの対処は、MDAC(デジタルアライバルカード)の登録方法を画面つきで解説した記事にまとめています。実際に登録するときはそちらをご覧ください。

現地からのリアル

ご家族の相談で多いのが「子どもの分も要る?」という点。MDACは各人ごとに、その子自身のパスポートで判定されるため、免除の対象でなければ乳幼児を含めお子さん一人ひとりの登録が必要です(保護者の分だけでは足りません)。また、教育移住で学生パス(Student Pass)や保護者の帯同パスなど長期の在留資格を取得した後は、そのパスの有効期間中はMDACの対象外とされています。「短期の下見で入るときは家族全員分、長期パスを取った後は免除」と整理しておくと混乱しません。

MDACが免除される人

次の人はMDACの対象外とされています(公開日時点。最新の免除対象は移民局公式(imi.gov.my)でご確認ください)。

登録の具体的な入力手順やつまずきやすいポイントは、MDACの登録方法をまとめた記事で画面に沿って解説しています。あわせてご覧ください。

渡航前に準備しておくものチェックリスト

入国自体はシンプルですが、審査官に求められたときすぐ出せるかで通過のスムーズさが変わります。下見でも本渡航でも、次を手元にそろえておくと安心です。

とくにMDACは到着の3日前から登録が始まるため、日程を逆算して出発前に済ませておくのが基本です。子ども連れは人数分の登録が必要で、出発準備で忘れやすい点です。

入国から滞在開始までの流れ

到着から街に出るまでの流れは、旅行でも移住準備でも共通です。全体像を知っておくと当日あわてずに済みます。

  1. 入国審査

    パスポートとMDACの控えを提示。日本人は条件を満たせば自動化ゲート(Autogate)も利用できます。有人カウンターでは指紋採取や滞在目的の質問を受ける場合があります。

  2. 荷物受け取り・税関

    預け荷物を受け取り、申告物がなければそのまま通過します。

  3. SIMカードの購入

    空港でSIMカードの購入や両替ができます。到着後すぐネットにつながると、配車・地図・翻訳がぐっと楽になります。

  4. Grab(配車)で滞在先へ移動

    マレーシアでは配車アプリ「Grab」が定番です。Grabアプリは日本出発前にインストールしておくと安心で、到着後はアプリで滞在先を指定するだけで移動できます。

長期滞在に必要なパスの種類や取得の考え方は、マレーシア移住の条件を整理した記事で詳しく触れています。入国後の生活立ち上げの全体像は総合ガイドにまとめています。

日本人が使える自動化ゲート(Autogate)

クアラルンプール国際空港(KLIA・T1/T2)では、日本人も自動化ゲート(Autogate)を利用できます(2026年時点で日本を含む63か国が対象。マレーシアは日本からの渡航者にAutogate利用を案内しています)。有人カウンターに並ばずにパスポートで通過できるため、到着後の時間短縮になります。最新の対象国・運用は在マレーシア日本国大使館・マレーシア移民局の公式情報でご確認ください。

現地からのリアル

下見のご家族をお迎えしていると、Autogateを知らずに長い有人レーンに並んでしまう方が多いです。お子さんが身長120cm以上で、MDACさえ登録できていれば、親子でAutogateをスムーズに通れます。到着後の疲れを一番減らせるポイントなので、渡航前にお伝えするようにしています。

よくある誤解と失敗パターン

入国手続きでつまずく方の相談は、毎回よく似ています。知っておけば避けられるものばかりです。現地エージェントとして特に多いのは、次の3つです。

  1. 滞在先の住所を英語で表示できず、空港で焦る:MDACや入国審査で滞在先の住所を聞かれます。ホテル名・住所を英語ですぐ出せるよう、スマホにメモしておきましょう。
  2. 保護者だけ登録して、子どもの分を忘れる:MDACは各人ごとの登録です。乳幼児も対象なので、家族の人数分を忘れずに。
  3. 検索広告の有料代行サイトに誘導され、不要な料金を払う:MDACは無料です。検索上位に代行サイトが出ることがあるので、公式URL(imigresen-online.imi.gov.my)を直接入力してください。

そのほか、次のような思い込みも避けたいポイントです。

教育移住と入国手続きのつながり

教育移住は「入国して終わり」ではなく、下見から本渡航まで段階を踏むのが一般的です。全体の流れを図で見ておくと、どの段階でどんな手続きが要るか整理できます。

  1. 日本出発

    パスポート・航空券を準備。長期滞在を見据えるなら学校情報も集めておきます。

  2. MDAC登録

    到着の3日前から出発前までに、公式ポータルで家族全員分を登録します。

  3. 学校見学・住まい探し

    短期滞在中に学校を見学し、住まいの内見をします。多くのご家庭がこの下見で判断します。

  4. 入学決定

    見学をふまえて学校を決定。入学に必要な書類をそろえます。

  5. Student Pass(学生パス)取得

    入学が決まると、学校を通じて学生パス等の申請に進みます。この段階で長期の在留資格を得ます。

  6. 本渡航

    長期パスを取得した後は、そのパスの有効期間中はMDACの対象外になります。

現地からのリアル

多くのご家庭では、まず短期滞在で学校見学や住まい探しを行い、その後に学生パス等の取得を進めます。いきなり長期手続きから始めなくてよいと分かると、動き出しのハードルがぐっと下がります。ただし入国方法や手続きの流れは学校やビザの種類によって異なるため、事前確認が必要です。渡航前の段取りから、遠慮なくご相談ください。

入国手続きより、その先のビザ・学校・住まいをどう組み立てるかで迷う方がほとんどです。学校見学から住まい探しまでの流れは、下記の総合ガイドでもあわせて整理しています。

入国後のビザ・学校・住まいまで、まとめて相談できます

教育移住は「入国手続き」だけでなく、ビザ・学校選び・住まいが連動します。
マレーシア移住の全体像は、総合ガイドで整理しています。

マレーシア移住 完全ガイドを読む 費用・ビザ・学校・エリアまで一気に把握できます

よくある質問

デジタルアライバルカード(MDAC)はいつ登録すればいいですか?

到着予定日時の72時間(3日)前から登録できます。それより前は登録できないため、到着の3日前から遅くとも出発前までに必ず済ませておくのが基本です。空港到着時の登録が案内されるケースもありますが、確実ではないため事前完了を強くおすすめします。登録は無料で、移民局の公式ポータル(imigresen-online.imi.gov.my)から行います。

教育移住で長期パスを持っている場合もMDACは必要ですか?

就労パス・学生パス(Student Pass)・MM2H・永住権(PR)など、マレーシアの長期パスを保有している方は、そのパスの有効期間中はMDACの対象外とされています。MDACはマレーシアに入国する外国人全般が対象で、長期パス保有者などが免除されている位置づけです。免除の範囲は変わり得るため、渡航時に移民局公式(imi.gov.my)でご確認ください。

子ども(同伴の未成年)の分もMDACの登録は必要ですか?

はい。MDACは各人ごとに、その方自身のパスポートで判定されます。免除の対象でなければ、乳幼児を含めお子さん一人ひとりの登録が必要です。保護者の分だけで済ませず、同伴するお子さんの分も忘れずに登録してください。

乗り継ぎ(トランジット)だけでもMDACは必要ですか?

一部の通過客は免除される場合がありますが、いったん入国する場合など、原則として必要になるケースがあります。ご自身の航空券や空港での動線によって扱いが異なるため、渡航前に移民局公式(imi.gov.my)で必要かどうかをご確認ください。

MDACの登録内容を間違えたらどうすればいいですか?

提出済みのMDACは編集できません。誤りに気づいたら、正しい内容であらためて新規に登録し直す(再提出する)のが公式の対応です。提出後は登録確認機能で内容を確認できます。最新の取り扱いは移民局公式(imi.gov.my)でご確認ください。

パスポートの残存期間に条件はありますか?

入国時点で有効期限が6か月以上残っているパスポートが必要とされています。渡航前に残存期間を確認してください。

本記事に記載した費用・制度・学校情報は、2026年8月時点に公開されている情報にもとづく目安です。制度や料金は改定されることがあるため、お申し込みの前に各公式サイト、または当社までご確認ください。