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マレーシアのインターESL費用は?期間と学年の壁を公式料金で解説【2026年版】

「英語ができないうちは、ESLに入れてもらえるから大丈夫」——そう聞いて安心したあとに出てくるのが、いくらかかるのか、いつまで続くのか、そもそも何年生まで受けられるのかという疑問です。学校が公表している料金表から順番に整理します。

結論から言うと、マレーシアには英語力がほとんどない状態でも受け入れる学校があります。ただしそれは主に小学校段階の話で、ESL(英語サポート)には授業料とは別建ての追加費用と、受けられる学年の上限があります。この記事では、学校がWebで公表している料金表をもとに「1タームいくらか」「どのくらいで抜けるのか」「何年生まで受けられるのか」、そして英語のまま卒業する出口までを、公式情報だけを積み上げて整理します。

ESL・EAL・MLL——呼び方が学校ごとに違う

まず用語から整理します。ESL(English as a Second Language)は、英語を母語としない生徒のための英語サポート授業のことです。同じ中身を EAL(English as an Additional Language) と呼ぶ学校も多く、これは「第二言語」ではなく「追加の言語」という言い方に置き換えたものです。

厄介なのは、学校によって独自の名前を使っている点です。スリKDUインターナショナルスクールは英語力を「WAVE 1〜4」の4段階で表し、モントキアラ・インターナショナル・スクールは「EAL Intensive/EAL Support」と分け、アリス・スミス・スクールは現在「MLL(Multilingual Learners)」という名称を使っています(同校では以前の「EAL」という呼称も書類に残っています)。フェアビュー・インターナショナル・スクールにいたっては「English Support Programme(ESP)」という別の名前です。学校の公式サイトを「ESL」で検索しても何も出てこないことがあるのは、単に呼び名が違うからです。問い合わせるときは「英語を母語としない生徒向けのサポートはありますか」と、名前ではなく機能で聞くのが確実です。

そのうえで、英語力ゼロで入れるかどうかについては、学校が公式に書いています。ISKL(インターナショナル・スクール・オブ・クアラルンプール)は、「学年によりますが、EALプログラムは英語力が限られている、あるいはまったくない生徒も対象です」と説明しています。アリス・スミス・スクールは、「専門的な英語サポートが必要な生徒には、MLLプログラムに参加することを条件に学校の正規の席を提供する」という条件付き入学のしくみを公表しています。

ただしアリス・スミス・スクールの入学ポリシーには、あわせて見落とせない一文があります。学習支援チームと校長が「必要な習熟度に達した」と認める前に、有料の支援プログラムから生徒を外した場合、在籍そのものが取り消されるという内容です。ESLは「あとで費用がもったいないからやめる」という選び方ができない仕組みの学校もある、ということです。サポートだけを途中で解約できるかどうかは、学校ごとに事前の確認が必要です。

制度側から見ると、この判断は完全に学校に委ねられています。マレーシア教育省の国際学校設立ガイドラインが外国人生徒に求めているのは「学校側が内務省の承認を得ていること」と「生徒が有効な移民局のパスを持っていること」の2点で、英語力に関する要件は定められていません。つまり英語のハードルは国が決めているのではなく、一校ずつ違うということです。

現地からのリアル

学校を比べるときに見落とされやすいのが、ESLの費用が授業料と別建てで、しかもターム(学期)ごとに請求される点です。年額で並んだ学費表だけを見て予算を組むと、渡航後に「聞いていた額と違う」となりやすいところです。

ご相談で多いのは「ESLがある学校かどうか」というご質問ですが、実際に効いてくるのは「その学年にESLがあるか」と「抜ける判定を誰がどうするか」の2点です。この記事では、そこまで踏み込んで整理しています。

学校が公表しているESLの追加費用(校別比較)

結論として、金額を公表している学校では、もっとも手厚い段階で1回あたりRM2,000〜5,000(約7.7万〜19.4万円)、これを1年分に積み上げると年間RM8,000〜13,500(約31万〜52万円)が目安です。以下は各校が公式サイトやFee Scheduleで公開している数字をそのまま並べ、年額に換算したものです。

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学校呼称公表されている追加費用年額に換算すると入学時の英語判定
スリKDU IS
(コタ・ダマンサラ校)
WAVE 1〜4 WAVE 4「New to English」RM4,500
WAVE 3「Early Acquisition」RM3,700
いずれも1タームあたり・年3ターム
WAVE 1・2は追加費用なし
WAVE 4:約RM13,500
(約52万円)
WAVE 3:約RM11,100
(約43万円)
CAT4(思考力テスト)の言語推論スコアを起点に、必要に応じ英語テスト+面談(幼児部は行動観察)
モントキアラ IS EAL Intensive/
EAL Support
G1〜5:Intensive RM5,000/Support RM2,000
G6〜10:Intensive RM5,000/EAL(English B)RM3,000
いずれも1セメスターあたり・年2セメスター
Intensive:RM10,000
(約38.7万円)
Support:RM4,000
(約15.5万円)
英語力判定テスト
RM1,200+税(税込RM1,272)
オーストラリアン IS
マレーシア
EAL RM2,000
1タームあたり・年4ターム
RM8,000
(約31万円)
公式に記載なし
アリス・スミス
スクール
MLL
(旧EAL)
RM4,500(Year 7〜13)
1タームあたり・年3ターム
RM13,500
(約52万円)
英語の専門教員による面談(場合により)
ISKL EAL 公式に記載なし 言語アセスメント
フェアビュー IS ESP
(English Support Programme)
公式に記載なし プレースメントテスト+面談
▲ 各校の公式サイト・Fee Schedule に掲載されている金額(2026年8月時点で確認)。年額換算は「公表額×その学校の年間ターム数」で、実際の在籍期間によって変わります。金額の記載がない学校は「無料」という意味ではなくWebで公開していないという意味です。円換算はRM1≒38.7円(ルシュエット作成)

※もっとも注意していただきたいのが金額の「単位」です。RM4,500やRM5,000はいずれも1回(1ターム/1セメスター)あたりで、年額ではありません。年に何回請求されるかは学校暦によって違い、アリス・スミス・スクールは年3ターム、モントキアラ・インターナショナル・スクールは年2セメスター、オーストラリアン・インターナショナル・スクール・マレーシアは年4タームです。1回あたりの単価が安い学校が、年額でも安いとは限りません。なおスリKDUについては、同じ公式サイト内にWAVE 3・4をともにRM4,000とする料金表も掲載されています。段階ごとの差ではなくページによる食い違いなので、実額は出願時の見積もりでご確認ください。

ESL費用にもサービス税6%が乗る(2025年7月〜)

見落とされやすいのがここです。2025年7月1日から、マレーシアの私立教育サービスにサービス税6%が適用されています。対象になるのは、1生徒・1学年度あたりの対象料金の合計がRM60,000(約232万円)を超える場合で、超えた部分だけでなく対象料金の全額に6%がかかります。

そして課税されるのは授業料だけではありません。関税局のガイドは対象を「授業料・登録料・入学金・課外活動費・教材費、その他教育に関わるあらゆる料金」と列挙しており、ESL・EALの追加費用もここに含まれます。オーストラリアン・インターナショナル・スクール・マレーシアは公式の学費ページで、「2025年7月1日より、年間の学校料金がRM60,000を超える生徒に6%のサービス税を課すことが求められる」「これは授業料・EALの費用・出願料および入学金を含むすべての学校料金に適用される」「表示している料金はすべてサービス税を含まない」と明記しています。

免除の対象はマレーシア国民であり、かつ Kad OKU(障害者手帳)を持つ生徒という2つを同時に満たす場合と規定されているため、日本人のお子さんは原則として課税対象と考えて家計を組むのが安全です。一方で、教科書・制服・食費・スクールバスなどの交通費・寮費・PTA費・学校行事の費用・学生パスやビザの手数料・授業料に含まれない返金される保証金は課税対象外とされています。

実際の請求書では、この6%が細かい費目にも乗ってきます。モントキアラ・インターナショナル・スクールは、英語力の判定が必要になった場合の受験料をRM1,200+サービス税=税込RM1,272(約4.9万円・返金不可)として公表しています。学校が示す金額が税込か税抜かで、家計の見え方は変わります。

※税制は改定されることがあります。最新の扱いはマレーシア関税局(MySST)の公式情報、および志望校の請求書でご確認ください。学費全体の内訳はマレーシア移住の費用の記事でも整理しています。

いつ抜けられる?期間の目安と「抜けた」の意味

先に結論をお伝えすると、学校のESLは「数タームで次の段階へ移る」前提で設計されています。スリKDUインターナショナルスクール(コタ・ダマンサラ校)の説明が具体的で、いちばん手厚い WAVE 4「New to English」はフルタイムで最大2ターム、次の WAVE 3「Early Acquisition」は週12時間まで・最低2タームとされています。つまり最短でも1年近くはどこかの段階にいる設計で、そこを抜けた WAVE 2・WAVE 1 には追加費用がかかりません。モントキアラ・インターナショナル・スクールも Intensive と Support の2段階を設け、手厚い方から軽い方へ移る構造は同じです。

一方で、第二言語の習得研究が示す時間軸はもっと長いものです。教育学者のジム・カミンズ(トロント大学)は、友達との会話に使う英語(BICS)はおよそ2年で実用的な水準に達する一方、教科の学習に使う英語(CALP)が現地の同学年に追いつくには少なくとも5年かかると複数の研究をまとめています。カミンズ自身がトロント教育委員会のデータを再分析した結果でも、教科の英語が学年相応に届くまでに平均5〜7年を要したと報告されています。

もうひとつ、期間とセットで知っておきたいのが「その時間、ほかの授業はどうなるのか」です。英語の支援には、通常授業から抜けて別室で学ぶ「取り出し型」と、教室の中で支援を受ける形の2通りがあります。モントキアラ・インターナショナル・スクールは、中高のEAL生徒(G6〜10)が85分の授業3コマ分をEALの時間に充てると公表しており、その分ほかの科目と入れ替わることになります。どの教科と入れ替わるかは、後述の質問リストで必ず確認してください。

この2つを重ねると、「ESLを抜ける」は英語が完成したという意味ではなく、通常授業についていける最低ラインに乗ったという意味だとわかります。抜けたあとも教科の英語は伸び続けている途中であり、そこで成績が一度落ち込むのは珍しいことではありません。伸び方の時間軸そのものは子どもの英語はいつ話せるようになるかの記事で詳しく扱っています。

  1. 入学前:英語力の判定

    CAT4のような思考力テスト、英語のプレースメントテスト、英語教員との面談など、学校によって方法が違います。ここは選抜というよりクラス分けの意味合いが強い工程です。

  2. 入学直後:もっとも手厚い段階に配置

    WAVE 4・EAL Intensive など、英語に最大限の時間を割く段階から始まります。追加費用がいちばん高いのもこの段階です。

  3. 数ターム後:軽い段階へ移る

    Early Acquisition・EAL Support など、支援時間を減らした段階へ。費用も下がるのが一般的ですが、この段階に最低在籍期間を設けている学校もあります。

  4. 通常クラスへ合流

    英語の授業も一般の生徒と同じ内容に。ここで追加費用が終わる学校が多いものの、いつ移れるかを判断するのは学校側です。

  5. その後:教科の英語は伸び続ける

    理科・社会など教科の英語は、通常クラス合流後も数年かけて育っていく部分です。ここを見越しておくと、途中の停滞に焦らずに済みます。

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学年の壁——ESLが用意されていない学年がある

ここが、日本語の情報ではあまり語られていない論点です。ESLはすべての学年に用意されているわけではありません。

モントキアラ・インターナショナル・スクールの2025/2026年度のFee Scheduleには、「EALプログラムは Grade 11・Grade 12 の生徒には提供されない」と明記されています。最新の2026/2027年度の料金ページではこの一文は姿を消していますが、代わりに対象が「Grades 6-10」と区切られており、上限そのものは変わっていないと読めます。ISKLも、「初等部は幅広い言語レベルの生徒を管理された人数で受け入れる一方、中等部・高等部では最低限の英語力を求める」と1文で書き分けています。逆にアリス・スミス・スクールはYear 7〜13にMLLの料金を設定していて、上限は学校ごとにまったく違います

スリKDUインターナショナルスクールのWAVE制度も、対象が Year 2〜Year 9 と明示されています。理由を考えると納得できます。高校の最終学年は IGCSE や A Level、IB といった試験に向けた仕上げの時期で、英語を学び直す時間そのものが日程に残っていないためです。

したがって、英語ゼロからのスタートが現実的なのは小学校のうち、中学以降は「入れる学校を探す」より先に「その学校が、その学年に英語サポートを持っているか」を確認するのが順序です。学年ごとの難易度はインターへの途中編入はいつまで大丈夫かで、入学の条件そのものは英語力ゼロで入れるかで扱っています。

現地からのリアル

学校説明会では「サポートがあるので大丈夫ですよ」と言われることが多いのですが、そこで一歩踏み込んで「うちの子が入る学年に、そのサポートはありますか」と聞くと、答えが変わることがあります。学校のパンフレットは学校全体の制度を書いているので、学年別の有無までは載っていないことが多いためです。

出口:IGCSEには英語を第二言語とする生徒向けの科目がある

「ESLのまま卒業したら、進学で不利になるのでは」という不安についても、制度上の答えがあります。ケンブリッジ国際教育には、英語を母語としない生徒向けの正規科目として Cambridge IGCSE English as a Second Language(コード0510/0511)が用意されています。0510はスピーキングを別評価とするもの、0511はスピーキングを成績に算入するもので、いずれも「第一言語は英語ではないが、英語で学んでいる生徒に適した科目」と位置づけられています。

そして重要なのは、この科目が英語力の証明として通用する点です。ケンブリッジ国際教育は公式に、0510でグレードC(スピーキングは評点2)を取得した場合をCEFRのB2相当として案内しています。英国の学部課程では4技能すべてでB2以上を求められるのが一般的とされるため、B2は進学の入口に届く水準です。同機構は成績とCEFRの対応表そのものも公開しています。

ただし前提が3つあります。ひとつは、その学校がESL版の科目を開講しているとは限らないこと。ふたつめは、この資格が英国のビザ用英語試験(UKVIのSELT)の一覧には含まれないため、SELTの成績しか受け付けない大学・コースでは使えない場合があること。みっつめは、どの資格をどの成績で認めるかは大学ごとに違うことです。進学先の見当がついている場合は、志望校の英語要件と在籍校の開講科目を早めに突き合わせておくと安心です。

学校見学で聞いておきたい8つの質問

ここまでの内容を、そのまま学校に聞ける形にまとめました。すべて「はい/いいえ」ではなく具体的な答えが返ってくる聞き方にしてあります。

  1. 名称と段階数:英語サポートは何という名前で、何段階に分かれていますか。
  2. 請求の単位:費用はターム・セメスター・年額のどれで、1年に何回請求されますか。
  3. 学年の有無:うちの子が入る学年に、そのサポートはありますか。何年生まで提供されますか。
  4. 抜ける判定:次の段階へ移る判断は、誰が・いつ・何をもとに決めますか。
  5. 期間の実績:これまでの生徒は、平均どのくらいで通常クラスへ移っていますか。
  6. 授業の形:通常授業から取り出して行いますか、それとも授業の中で支援しますか。取り出す場合、その時間は何の教科と入れ替わりますか。
  7. 税の扱い:提示いただいた金額はサービス税6%を含みますか、含みませんか。
  8. やめられるか:保護者の判断でサポートを途中でやめることはできますか。やめた場合、在籍に影響はありますか。

とくに6番目は差が出ます。取り出し授業(英語の時間に別室で学ぶ形)の場合、その間に受けられない教科が発生します。それがマレー語や第二外国語なら影響は限定的ですが、理科や社会だと学習の抜けにつながることがあるため、入学前に確認しておく価値があります。

8番目も、聞いておくと安心できる質問です。前述のとおり、学校側が習熟度に達したと認める前に有料の支援プログラムから外れると在籍が取り消される、と定めている学校があります。ESLの費用は「必要なくなるまで払い続ける前提の固定費」として見ておくのが、予算の組み方としては現実的です。

よくある質問

英語がまったく話せなくても、マレーシアのインターに入れますか?

学校によっては入れます。ISKLは公式サイトで「学年によりますが、EALプログラムは英語力が限られている、あるいはまったくない生徒も対象です」と説明しています。またアリス・スミス・スクールは、MLL(英語サポート)プログラムに参加することを条件に正規の席を提供する場合があると公表しています。ただし同じISKLでも、初等部は幅広い言語レベルの生徒を管理された人数で受け入れる一方、中等部・高等部では最低限の英語力を求めると明記しています。つまり「英語ゼロから」が現実的なのは主に小学校段階で、学年が上がるほど学校側が線を引きます。なお教育省の国際学校設立ガイドラインが外国人生徒に求めているのは、学校が内務省の承認を得ていることと生徒が有効な移民局のパスを持っていることの2点だけで、英語力の要件はありません。基準は各校の裁量です。

ESL(英語サポート)の費用は年間いくらくらいかかりますか?

授業料とは別建てで、もっとも手厚い段階では1回(1タームまたは1セメスター)あたりRM2,000〜5,000(約7.7万〜19.4万円)が目安です。注意したいのはこれが年額ではない点で、年に何回請求されるかは学校暦で変わります。オーストラリアン・インターナショナル・スクール・マレーシアはEALが1タームRM2,000で年4ターム、モントキアラ・インターナショナル・スクールはEAL Intensiveが1セメスターRM5,000で年2セメスター、アリス・スミス・スクールはMLLが1タームRM4,500で年3タームです。年額に直すとRM8,000〜13,500(約31万〜52万円)程度になります。為替はRM1≒38.7円で換算しています。

ESLはどのくらいの期間で抜けられますか?

学校のESLは数タームで次の段階へ移る前提で設計されています。スリKDUインターナショナルスクール(コタ・ダマンサラ校)は、もっとも手厚いWAVE 4をフルタイムで最大2ターム、次のWAVE 3を週12時間まで・最低2タームとしており、最短でも1年近くはどこかの段階にいる設計です。一方、第二言語の習得研究では、日常会話は2年ほどで実用的な水準に達しても、教科の学習に使う英語が同学年に追いつくには少なくとも5年、トロント教育委員会のデータの再分析では平均5〜7年かかったと報告されています。ESLを抜けることは英語が完成したという意味ではなく、通常授業についていける水準に乗ったという意味だと捉えるのが実態に近いです。伸び方には年齢や性格による個人差があります。

ESLのまま卒業すると、大学進学で不利になりますか?

英語を母語としない生徒向けの科目として、ケンブリッジ国際教育にはIGCSE English as a Second Language(0510/0511)が用意されています。ケンブリッジ国際教育は、0510でグレードCかつスピーキング評点2を取得した場合をCEFRのB2相当として公式に案内しており、英語力の証明として扱われます。ただし注意点が3つあります。この資格は英国のビザ用英語試験(UKVIのSELT)のリストには含まれないため、SELTしか認めない大学では使えないこと。どの資格をどの成績で認めるかは大学ごとに違うこと。そして学校がESL版の科目を開講しているとは限らないことです。志望校の英語要件と在籍校の開講科目の両方を早めに確認してください。

主な参照元(2026年8月時点)

  • ESLの追加費用・呼称・対象学年:各校公式サイトのFee Schedule/授業料ページ(Sri KDU International School Kota Damansara「English Language Learning Academy」および Fee Structure/Mont'Kiara International School「Fee Schedule 2025-2026」および「School Fees 2026-2027」/Australian International School Malaysia「School Fees」/The Alice Smith School「Tuition and Fees」および Admissions Policy/ISKL「ISKL Fees」/Fairview International School「Admission Information」)
  • 英語力ゼロの受け入れ・条件付き入学:ISKL 公式FAQ および EALページ/The Alice Smith School 公式 Admissions ページ・Admissions Policy(2024年12月版)
  • サービス税6%:マレーシア関税局「Guide on Private Education Services」(2025年6月9日発行)/官報 P.U.(A) 172/2025(Service Tax Regulations 2018 First Schedule, Group M)/P.U.(A) 173/2025(税率)/P.U.(A) 174/2025(免除対象者)/Service Tax Policy No.4/2025 Amendment No.2(2025年10月17日・非課税費目)
  • 外国人生徒の受け入れ規定:マレーシア教育省 私立教育局「Garis Panduan Penubuhan Sekolah Antarabangsa(国際学校設立ガイドライン)」※マレーシア国籍生徒の入学枠は Surat Pekeliling Ikhtisas Bil. 1/2012 により2012年7月1日付で撤廃
  • 第二言語習得の期間:Jim Cummins「BICS and CALP」(会話は約2年・教科の英語は少なくとも5年。平均5〜7年はCumminsによるトロント教育委員会データの再分析にもとづく)
  • IGCSE English as a Second Language:Cambridge International 公式シラバス(0510/0511・2024–2026年版)/同「CEFR level for Cambridge IGCSE English as a Second Language」対応表/同ヘルプセンター「大学出願と英語資格」
  • 為替:マレーシア中央銀行(Bank Negara Malaysia)公表レートをもとにRM1≒38.7円で換算
本記事に記載した費用・制度・学校情報は、2026年8月時点に公開されている情報にもとづく目安です。為替はRM1≒38.7円で換算しています。制度や料金は改定されることがあるため、お申し込みの前に各公式サイト、または当社までご確認ください。