先に結論をお伝えすると、マレーシアのインター入学試験は、多くの場合「合否をふるいにかける選抜」ではなく、お子さんに合ったクラスや必要なサポートを見極めるための査定です。とはいえ人気校や上位学年は定員で埋まりやすく、「誰でも必ず入れる」わけでもありません。この記事では、試験の中身・英語が苦手な子の扱い・費用の目安・スケジュールまで、現地から順番に整理します。
インター入学試験は「落とす試験」ではない
「入学試験」と聞くと、日本の受験のように合格・不合格をふるいにかける選抜を思い浮かべる方が多いと思います。でも、マレーシアのインターナショナルスクールの入学試験(entry test/assessment)は、性格が少し違います。多くの学校では、お子さんの英語力や学力の"現在地"を把握して、どのクラスに入れるか・どんな英語サポートが必要かを判断するための査定(placement assessment)として実施されます。
実際、マレーシアのトップ校の中には、伝統的な入学試験(entrance exam)は課さず、入学後のクラス分けのためのアセスメント(placement assessment)を行うと明言している学校もあります。つまり「試験の点で落とす」のではなく、「入ったあとに合った環境を用意するために見る」という発想です。ここを知っておくだけで、不安がだいぶ軽くなるはずです。
ただし、「だから誰でも必ず入れる」とまでは言い切れません。人気校や、Year7(セカンダリー入口)・Year10(IGCSE開始)・Year12(A Level開始)といったいわゆる入学の節目(competitive entry points)は、試験が極端に難しいというより、定員が埋まりやすいのが実際のところです。また、英語力が学年の基準に大きく届かない場合は、受け入れを見送られたり条件が付いたりすることもあります。「選抜ではないが、枠と基準はある」——この温度感で捉えておくのが正確です。
もう一つ知っておきたいのが、学年によって難易度がまったく違うという点です。幼児〜小学校低学年(Year1〜2あたり)は、多くの学校で英語が発展途上でも受け入れてもらいやすいのが実際のところです。一方で、小学校高学年〜中学生以上(Year5〜7以降)になると、授業についていける基礎英語力が求められやすくなり、英語力が足りずに受け入れを見送られるケースも出てきます。同じ「入学試験」でも、お子さんの学年で見られ方がかなり変わる、と考えておくと安心です(学年別の詳しい違いは後半のセクションで整理します)。
ご相談で一番多いのが「試験で落ちたらどうしよう」という不安です。でも実際に付き添っていると、多くの学校は"落とす場所"ではなく"知る場所"として試験を使っている、という感覚が近いです。お子さんの様子を見て、この子ならこのクラス・このサポート、と考えてくれる先生が多いのです。
実際の試験の形は、学校によってかなり違います。CAT4のような思考力テストが中心の学校もあれば、英語・数学の筆記に面接を組み合わせる学校、低学年では面接(観察)だけで見る学校もあります。私たちはお子さんの学年や英語力をうかがったうえで、その子に合いそうな学校・受けやすい試験形式の学校をご案内するようにしています。「どの学校が、どんな試験をするのか」は、個別にご相談いただければ具体的にお伝えできます。
入学試験の中身|思考力テスト・英語・数学・面接の4パターン
では、具体的に何を受けるのでしょうか。学校や学年で組み合わせは変わりますが、大きく分けると①思考力テスト②英語のテスト③数学のテスト④面接の4つが基本パーツです。ただしどのテストを使うかは、その学校のカリキュラム(英国式か・米国式か)によって傾向が分かれます。ここを分けて理解しておくと、学校ごとの案内が読みやすくなります。
※本記事では、マレーシアのインター校で主流の英国式の学年表記「Year」を主軸に、米国式の「Grade」を併記します。両者の対応は「英国式Year=米国式Grade+1」の関係で、たとえばYear2=Grade1、Year7=Grade6にあたります(英国式のReceptionが米国式Kindergartenにおおむね相当)。学校がどちらの表記を使うかで学年名がずれて見えることがあるため、出願前に「お子さんが何年生に入るか」は各校の学年表で必ずご確認ください。
英国式(British / Cambridge・Pearson系)の学校でよく使われるテスト
英国式のインター校で最も広く使われている思考力テストがCAT4(Cognitive Abilities Test 4)です。CAT4は英国の教育アセスメント会社GL Education(GL Assessment)が提供するテストで、言語・非言語・数量・空間の4領域の推論力を測ります。いわゆる「知識をどれだけ覚えているか」ではなく「考える力」を見るテストです。たとえば非言語や空間の問題では図形が並ぶパズルのようなもの(図形の法則性や、折りたたんだ図形が開いたらどうなるかなど)が出され、言語の問題では「言葉と言葉の関連性を答える(〇〇に対する△△は、□□に対する何か)」ような設問が出されます。数量では数字の並びの規則性を見つける問題も出ます。このように、暗記した知識ではなく"その場で考える力"を見るテストなので、直前に問題集を詰め込んでも点が伸びにくいのが特徴です。英国式の学校では、このCAT4に学校独自の英語・数学の筆記・口頭テストを組み合わせて課すことが多い傾向です。
米国式(American 系)の学校でよく使われるテスト
一方、米国式のカリキュラムの学校では、英語・数学などの学力を測るMAP Growth(NWEA提供のコンピューター適応型テスト)や、英語を母語としない子ども向けの英語力測定としてWIDA(米ウィスコンシン大学が提供)が使われることがあります。WIDAは主に「英語力(読む・聞く・話す・書く)」を測るためのテストで、CAT4のような思考力テストとは目的が異なります。同じ学校がCAT4とWIDAを同時に課すことは一般的ではなく、「英国式ならCAT4系/米国式ならMAP・WIDA系」というように、カリキュラムに応じてどちらかの系統が使われると考えておくと分かりやすいです。
いずれの系統でも、幼児・低学年は面接(お子さんと保護者)が中心で、学年が上がると(おおむねYear3・Grade2以上)思考力テストや英語・数学の筆記・口頭テストが加わってくることが多いです。ただし、どのテストをどの学年で課すかは学校ごとに異なります。下の表で「学年別に何を受けやすいか」の一般的な目安を整理しました。
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| 試験パーツ | 幼児・低学年 (〜Year2 / Grade1) | 小学校中〜高学年 (Year3〜 / Grade2〜) | 中〜高学年 (Year7〜 / Grade6〜) |
|---|---|---|---|
| 面接(保護者・本人) | ◎ 中心 | ◎ あり | ○ あり |
| 英語(筆記・口頭) | △ 簡易・観察 | ◎ あり | ◎ あり |
| 数学 | △ 簡易 | ○ あり | ◎ あり |
| CAT4(思考力テスト) | △ 通常なし | ○ 導入する学校あり | ◎ 使う学校が多い |
英語が苦手でも入れる?EAL/ESL(英語サポート)の仕組み
おそらく、この記事を読んでいるお母さんの一番の不安がここだと思います。「英語がほとんど話せない我が子でも、インターに入れるの?」——結論から言うと、英語が苦手なお子さんでも受け入れている学校は多いのが実際のところです(ただし学年や学校によって条件は変わります)。その場合も、そのまま通常クラスに放り込まれるわけではなく、EAL/ESLと呼ばれる英語サポートの仕組みを使って受け入れるのが一般的です。
EAL(English as an Additional Language)/ESL(English as a Second Language)は、英語を母語としない子ども向けの英語補習・サポートのことです。英語力が学年の基準に届かない場合、受け入れを断られることもありますが、多くの学校は「条件付き合格」としたうえで、EAL/ESLで英語を伸ばしながら通常クラスに慣らしていく形をとります。
ただ、ここでも学年によって受け入れやすさが大きく変わることは押さえておきたいところです。幼児〜小学校低学年(Year1〜2あたり)は、英語がほとんど話せなくても受け入れてもらいやすいのが実際のところで、この年齢なら「英語ゼロからのスタート」でも通っていくお子さんは珍しくありません。一方で、小学校高学年〜中学生以上(Year5〜7以降)になると、授業内容が高度になる分、一定の基礎英語力が求められやすく、英語力が学年の基準に届かないと受け入れを見送られたり、EALの条件が厳しくなったりすることも増えてきます。「英語ゼロでも必ず入れる」と考えるのではなく、お子さんの学年に合わせて、EALの手厚い学校を選ぶという視点が大切です。
ここで大切なのが、EALの提供方式・料金は学校によって本当にバラバラだという点です。通常授業料に上乗せする形が多いのですが、その決め方が学校ごとに違います。いくつか実例を挙げると——
- 定額を上乗せするタイプ:1学期あたり一定額(例:RM2,000/学期など)を追加。
- 授業料の割合で決めるタイプ:授業料の10%/学期、20%/学期など、パーセンテージで上乗せ。
- 年額の目安:一般的なレンジとして年間MYR12,000〜20,000程度がかかる、と言われることもあります。
※上記はあくまで方式のイメージで、具体的な金額・線引きは学校によって大きく異なります。「英語がどのレベルまでなら受け入れてもらえるのか」「EAL費はいくらか」は、必ず各校へ直接ご確認ください。また、合否ラインやCAT4の"足切りスコア"のような明確な線引きは公表されていないことが多く、点数より配置(クラス分け・サポート量の判断)に使われるのが一般的です。
「英語がまったく話せないまま来て、本当に大丈夫だろうか」——渡航前に一番心配されるのがこの点です。実際には、低学年で英語ゼロからスタートしても、EAL/ESLのサポートを受けながら少しずつ通常クラスの授業に慣れていくお子さんは少なくありません。慣れるまでにかかる時間には個人差があり、学年が上がるほど時間がかかりやすい傾向もあります。だからこそ、お子さんの年齢・性格・英語力に合わせて「EALが手厚い学校を選ぶ」ことが、その後の負担を大きく左右します。個別のケースについては、実際の受け入れの様子をふまえてご相談に乗っています。
子どもの学年・年齢で試験は変わる?
ここまでで少し触れましたが、試験の中身は、お子さんの学年・年齢で変わります。ざっくり言うと「小さいほど面接中心、大きくなるほど筆記とCAT4が加わる」という流れです。
幼児〜低学年(〜Year2/Grade1あたり)
この年齢では、筆記試験というより面接や遊びを通した観察が中心です。お子さんが新しい環境に慣れられそうか、先生とやり取りできそうか、といった様子を見ます。保護者との面接で家庭の教育方針を確認する学校も多いです。英語が話せなくても、この段階では大きなハードルになりにくいのが実際のところです。
小学校中〜高学年(Year3/Grade2以上)
このあたりから、CAT4(思考力テスト)や、学校独自の英語・数学の筆記・口頭テストが入ってきます。読み書きや基本的な算数が、その学年でどのくらい身についているかを見られます。とはいえ、これも「落とすため」より「どのクラス・どのサポートが合うか」を判断する材料として使われることが多いです。
セカンダリー以降(Year7〜13)と試験学年(IGCSE・A Level)
英国式のカリキュラムでは、Year7〜9がセカンダリーの入口(Key Stage 3)、Year10〜11がIGCSEの課程(Key Stage 4)、Year12〜13がA Levelの課程(Key Stage 5)という段階に分かれます。学年が上がるほど、英語・数学の学力が一定以上求められやすくなります。特にYear7(セカンダリー入口)・Year10(IGCSE開始)・Year12(A Level開始)は入学の節目になりやすく、試験が難しいというより定員が埋まりやすく、空きが限られるのが特徴です。IGCSEやA Levelの課程に入ってから途中で編入する場合は、すでに始まっている科目の履修状況や英語力の面でハードルが上がるため、この時期の編入を考えている場合は早めの相談をおすすめします。学年別の編入タイミングについては、別記事(インターへの途中編入はいつまで大丈夫?)で詳しく解説しています。
親子面接では何を聞かれる?
マレーシアのインター入学では、お子さんだけでなく保護者も面接(親子面接)を受けるのが一般的です。「試験対策」というと子どもの学力に目が行きがちですが、実はこの保護者面接も学校側が大切にしているポイントです。
学校が保護者面接で見ているのは、点数化できるものというより「家庭の教育方針が学校の考え方と合っているか」「学校とちゃんと協力してやっていけそうか」といった相性の部分です。たとえば、なぜこの学校を選んだのか、お子さんにどう育ってほしいのか、英語や学習面でどんなサポートを期待しているのか——といったことを、対話の中で確認されます。難しく身構える必要はありませんが、家族で「なぜマレーシアで、なぜこの学校なのか」を一度言葉にしておくと、当日落ち着いて話せます。
面接は、おおむね出願後の査定期間(多くは2〜4月ごろ)に、対面またはビデオ通話で実施されることが多いです。海外に住んでいる段階での出願なら、オンライン面接に対応してくれる学校もあります。
親子面接というと身構えてしまう方が多いのですが、実際は"面談"に近い和やかな雰囲気で進むことが多いです。学校選びの理由やお子さんの様子、家庭で大切にしていることなどを、対話の中で聞かれるイメージです。所要時間や当日の流れ・雰囲気は学校によって違うため、私たちはお付き添いする際に、その学校でどんなことを聞かれやすいか・どんな準備をしておくと安心かを、事前にお伝えするようにしています。当日の具体的な流れが気になる場合も、個別にご相談ください。
入学試験の対策・準備でやっておくこと
「じゃあ、何を準備すればいいの?」というのが、次に気になるところだと思います。ここで大事なのは、最も広く使われるCAT4は"思考力"を測るテストなので、直前の詰め込みでは点が伸びにくいという点です。日本の受験のように問題集をやり込む、という対策とは相性が良くありません。
では意味がないのかというと、そうではありません。現実的に効くのは、日常的な英語(読む・聞く・話す)と、算数・数学の基礎を、無理のない範囲で底上げしておくことです。特別な教材でなくても、英語の絵本・動画・オンライン英会話などで英語に触れる時間を増やしておくと、面接や英語テストで落ち着いて臨めます。
- 英語:詰め込みより「英語に慣れておく」。読む・聞く・簡単なやり取りを日常に。
- 算数・数学:その学年の基礎を取りこぼさないように。英語での算数用語に少し触れておくと安心。
- 面接(保護者):志望理由・教育方針・期待するサポートを家族で言語化しておく。
- 学校独自テスト:ある場合は、出題範囲や形式を事前に各校へ確認しておく。
お子さんの英語力に不安があるほど、「対策」より「合う学校選び」のほうが効くことも多いです。EALの手厚い学校を選べば、多少英語が弱くても受け入れてもらいやすくなります。
出願料・試験料はいくら?費用の目安
入学試験まわりでかかるお金も、事前に把握しておきたいところです。ここは学校によって差が大きく、"入学試験そのものの料金(アセスメント費)"の扱いも学校によって分かれます——出願料に含まれている学校もあれば、出願料とは別に数百〜千数百リンギット程度のアセスメント費を取る学校もあります。いくつかの費目に分けて目安を整理します。
| 費目 | 目安(MYR) |
|---|---|
| 出願料(Application Fee・返金不可) | 500〜2,500 |
| 試験料(アセスメント費) | 出願料に含む/別途あり |
| 入学金・登録料(一時金) | 5,000〜20,000 |
| 座席確保デポジット(合格後) | 授業料の10〜25%/1学期分 |
| 施設費・キャピタルレヴィ(一時金) | 8,000〜30,000 |
| ビルディングボンド(返金される預託金) | 5,000〜15,000 |
※上記は2026年時点の一般的な目安で、RM1≒38.7円(マレーシア中央銀行BNM・2026年8月時点の参考レート)で換算すると出願料はおおよそ2〜10万円程度です(※為替は変動します。最新のレートでご確認ください)。ここで挙げた金額はあくまで一般的なレンジで、名門校・トップ校ではこれを上回ることも珍しくありません(出願料・入学金・施設費のいずれも学校差が大きい費目です)。試験料(アセスメント費)単体の金額は学校によって扱いが異なり、出願料に含む学校もあれば別途かかる学校もあります。
また合格後にかかる費用は名称も返金条件も学校ごとにバラバラで、大きく分けると「入学金・登録料」や「施設費・キャピタルレヴィ」は返金されない一時金、「ビルディングボンド(預託金)」は退学・卒業時に原則返金される——というのが基本的な違いです。ただし同じ名称でも中身・返金条件は学校によって異なるため、そのお金が返ってくるものかどうかは必ず契約前にご確認ください。正確な金額は各校の最新の公式情報でご確認ください。
日本からオンライン受験できる?現地渡航は必要?
「試験のためにわざわざマレーシアまで行かないといけないの?」——これも本当によくいただく質問です。結論から言うと、多くの学校は、海外在住のご家庭向けにオンラインで受験・面接まで完結できる形を用意しています。CAT4やオンライン英語テスト、保護者面接をビデオ通話で行い、日本にいながら査定を終えられるケースが一般的です。
ただし、いくつか注意点があります。まず、学年が上がると(多くはGrade3・Year4以上)、テストの公平性のために"試験監督"が必要になることがあります。現在通っている学校の先生などに立ち会ってもらう形が多く、事前の段取りが要ります。また、一部の伝統校や、学年・タイミングによっては、対面での面接や"体験授業(トライアルデー)"を必須にしている学校もあります。この場合はどうしても現地渡航が必要になります。
※オンラインで完結できるか、対面が必須かは学校・学年・時期によって異なり、断定はできません。「試験のためだけに渡航したら対面は不要だった」「逆に体験授業が必須で予定が狂った」——どちらも起こり得ます。出願前に「オンライン受験は可能か/渡航は必要か」を各校に確認しておくと、渡航費や日程のムダを防げます。
出願から入学までのスケジュール
最後に、出願から入学までの流れを時系列で見ておきましょう。マレーシアのインター校は8月始まり(8月入学)が主流なので、それを基準にすると準備のタイミングがイメージしやすくなります。
情報収集・学校選び(入学の12〜18ヶ月前〜)
候補校を絞り込みます。人気校は早くから枠が埋まるため、8月入学なら前年の前半には動き始めると安心です。
出願(8月入学なら前年の後半〜が目安。ただし通年・随時受付の学校も多い)
願書を提出し、出願料を支払います。8月入学に向けて前年の秋〜冬に出願する家庭が多い一方、マレーシアのインター校は通年・随時受付(rolling admission)で、空きがあれば学期途中でも入学できる学校も少なくありません。ただし人気校や上位学年は早期に定員が埋まるため、早めに動くほど選択肢は広がります。
査定・面接・英語スクリーニング(2〜4月ごろ)
入学試験(CAT4・英語・数学など)や保護者面接、英語力の確認が行われます。対面またはオンラインで実施されます。
合否連絡・座席確保
合格後、デポジット等を支払って席を確保します。EALが必要な場合は、この段階でサポート内容も相談します。
ビザ・住まいの手配 → 8月入学
学生パス(Student Pass)や保護者の帯同パスを手配し、住まいを整えて渡航。8月の新学期に合わせて入学します。
※上記は8月入学を前提とした一般的な目安です。実際には出願時期は学校によってかなり違い、決まった出願期間を設ける学校もあれば、通年・随時受付(rolling admission)で空きがあればいつでも受け入れる学校も多くあります。「前年の後半から動くのが安全」ではありますが、必ずしもこの時期に間に合わないと入れないわけではありません。一方で人気校や上位学年(Year7・Year10・Year12など)は12〜18ヶ月前から定員が埋まりやすいため、早めの相談がおすすめです。正確な出願期間・締切・随時受付の可否は各校へご確認ください。
まずは無料相談で、お子さんのケースを確認しませんか?
「うちの子の学年・英語力だと、どの学校でどんな試験になる?」——
現地スタッフが、お子さんの状況に合わせて個別に整理します。資料とセミナー案内も無料でお送りします。
よくある質問
マレーシアのインター入学試験は難しいですか?落とされますか?
多くの学校では、入学試験は「落とすための選抜」ではなく、お子さんの英語力や学力を把握して適切なクラスや必要なサポートを判断するための査定(placement assessment)として行われます。実際、トップ校の中にも伝統的な入学試験を課さずクラス分け査定のみを行うと明言している学校があります。ただし人気校や上位学年・入学の節目(Year7・Year10・Year12など)は定員で埋まりやすく、必ず入れるとは限りません。可否・条件は必ず各校へご確認ください。
英語が話せない子どもでもインターに入学できますか?
英語が学年の基準に届かない場合に断られることもありますが、多くの学校では条件付き合格としたうえでEAL/ESL(第二言語としての英語サポート)を提供して受け入れています。特に低学年ほど英語が発展途上でも受け入れやすい傾向があります。EALの提供方式や料金は学校によって大きく異なるため、必要な英語レベルと補習体制は各校へご確認ください。
入学試験の中身は何ですか?
学年によって変わります。低学年・幼児は面接(保護者・お子さん)が中心で、Year3・Grade2以上になるとCAT4(思考力テスト)や学校独自の英語・数学の筆記・口頭テストが加わることが多いです。CAT4は言語・非言語・数量・空間の4領域を測る思考力テストで、知識の詰め込みでは対策しにくいのが特徴です。具体的な試験内容は学校ごとに異なります。
出願料や試験料はいくらかかりますか?
出願料(Application Fee)はおおよそMYR500〜2,500程度(返金不可)が目安で、名門校・トップ校ではさらに高いこともあります。試験料(アセスメント費)は出願料に含む学校が多い一方、別途かかる場合もあり、学校によって異なります。このほか合格後に入学金・登録料(MYR5,000〜20,000程度)、座席確保デポジット(年間授業料の10〜25%程度)、施設費・キャピタルレヴィ(MYR8,000〜30,000程度・名門校で高め)、返金される預託金であるビルディングボンド(MYR5,000〜15,000程度)などがかかることがあります。いずれも2026年時点の目安で学校差が大きく、最新の金額は各校の公式情報でご確認ください。
入学試験の準備・対策は何をすればいいですか?
最も広く使われるCAT4は思考力を測るテストのため、直前の詰め込みでは対策しにくいのが特徴です。現実的には、日常的な英語(読む・聞く・話す)と算数・数学の基礎を底上げしておくことが役立ちます。加えて、保護者面接に向けて教育方針や志望理由を家族で言語化しておくと安心です。学校独自の英語・数学テストがある場合は、出題範囲を事前に各校へ確認しておきましょう。
入学試験は日本からオンラインで受けられますか?現地に行く必要はありますか?
多くの学校は、海外在住のご家庭向けにCAT4・英語テスト・保護者面接をオンラインで完結できる形を用意しています。ただし学年が上がると(多くはGrade3・Year4以上)試験監督が必要になることがあり、また一部の伝統校や学年・時期によっては対面の面接や体験授業を必須とする場合もあります。オンライン受験が可能か、渡航が必要かは学校によって異なるため、出願前に各校へご確認ください。