ルシュエット|マレーシア留学・教育移住
調査レポート

日本人留学生の渡航先データ|国別の人数と留学期間の内訳【2026年版】

日本学生支援機構(JASSO)の調査をもとに、2024年度に留学を開始した日本人学生91,054人の渡航先を、国別・期間別・男女別に集計しました。伸びている渡航先と、留学の短期化を出典つきで整理しています。

日本人留学生は、どの国へ何人行っているのでしょうか。日本学生支援機構(JASSO)の調査では、2024年度に留学を開始した日本人学生は91,054人でした。前年度から+2.1%です。ただし増えたのは1か月未満の短期留学だけで、それ以外の期間はすべて減りました。1年以上の留学は-15.5%です。国別の人数と伸び率、期間の内訳を出典つきで整理します。

この調査のまとめ2024年度

91,054人
2024年度に留学を開始した日本人学生(前年度比+2.1%)
66.2%
1か月未満の短期留学が占める割合(60,301人)
79.1%
コロナ前のピーク(2018年度115,146人)に対する回復率

留学生数は、コロナ前の約8割まで戻りました

日本人学生の留学者数は、2018年度の115,146人がピークでした。2020年度は1,487人まで落ち込み、そこから回復が続いています。

2024年度は91,054人で、前年度から+2.1%。ピーク時と比べると79.1%の水準です。回復のペースは、前年度の+53.3%から+2.1%へと緩やかになっています。

表1 日本人学生の留学者数の推移(2015〜2024年度・単位:人)

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年度留学者数前年度比
2015年度84,456人
2016年度96,853人+14.7%
2017年度105,301人+8.7%
2018年度115,146人+9.3%
2019年度107,346人-6.8%
2020年度1,487人-98.6%
2021年度10,999人+639.7%
2022年度58,162人+428.8%
2023年度89,179人+53.3%
2024年度91,054人+2.1%

出典:独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)『2024(令和6)年度 日本人学生留学状況調査結果』

出典:独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)『2024(令和6)年度 日本人学生留学状況調査結果』。2020年度・2021年度の落ち込みは、渡航制限によるものです。

増えているのは1か月未満の短期留学だけです

期間別に見ると、2024年度に増えたのは1か月未満の区分だけでした。60,301人で前年度比+5.7%。全体の66.2%を占めます。

一方で長い留学は減っています。1年以上は1,793人で-15.5%、6か月以上1年未満は-4.9%でした。2023年度から2024年度にかけて、全体の人数が増える一方で、留学期間の構成は短期側へ移りました。2年分の比較なので、継続的な短期化の傾向とまでは言えません。

表2 留学期間別の留学者数(2024年度・単位:人/構成比は%)

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留学期間2024年度構成比前年度比
1か月未満60,301人66.2%+5.7%
1か月以上3か月未満8,517人9.4%-2.6%
3か月以上6か月未満10,130人11.1%-2.4%
6か月以上1年未満9,907人10.9%-4.9%
1年以上1,793人2.0%-15.5%
不明406人0.4%-13.6%
91,054人100.0%+2.1%

出典:独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)『2024(令和6)年度 日本人学生留学状況調査結果』。構成比の分母は総数91,054人(不明を含む)。四捨五入のため、構成比の合計は100.0%にならない場合があります。

図1 留学期間別の構成比(2024年度・単位:%)
  • 1か月未満66.2%
  • 1か月以上3か月未満9.4%
  • 3か月以上6か月未満11.1%
  • 6か月以上1年未満10.9%
  • 1年以上2.0%
  • 不明0.4%

出典:独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)『2024(令和6)年度 日本人学生留学状況調査結果』/作図:ルシュエット

渡航先はアジアが最大で、北米の約1.9倍です

地域別では、アジアが36,904人で全体の40.5%を占めます。北米は19,363人で21.3%。アジアは北米の約1.9倍です。

アジアに次ぐのは欧州で20,831人、その次が北米です。前年度からの動きは対照的でした。アジアが+7.0%、欧州が+6.7%と伸びた一方、北米は-8.4%と減っています。

表3 地域別の留学者数(2024年度・単位:人/構成比は%)

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地域2024年度構成比前年度比
アジア36,904人40.5%+7.0%
欧州20,831人22.9%+6.7%
北米19,363人21.3%-8.4%
大洋州12,269人13.5%+2.0%
アフリカ690人0.8%+0.7%
中南米418人0.5%+6.1%
中東335人0.4%+6.7%
その他244人0.3%-58.4%
91,054人100.0%+2.1%

出典:独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)『2024(令和6)年度 日本人学生留学状況調査結果』。構成比の分母は総数91,054人。四捨五入のため、構成比の合計は100.0%にならない場合があります。

国別の上位10か国のうち、6か国がアジアです

2024年度の国別では、アメリカ合衆国が12,627人で最多です。次いでオーストラリアが9,329人、韓国が8,360人でした。

上位10か国の顔ぶれを見ると、韓国・台湾・タイ・フィリピン・中国・マレーシアの6か国がアジアです。マレーシアは3,064人で、前年度から+13.0%でした。

表4 国(地域)別の留学者数 上位10(2024年度・単位:人/構成比は%)

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国(地域)2024年度構成比前年度比
アメリカ合衆国12,627人13.9%-6.6%
オーストラリア9,329人10.2%+1.8%
韓国8,360人9.2%-0.3%
カナダ6,736人7.4%-11.6%
英国5,381人5.9%+6.8%
台湾5,260人5.8%+4.2%
タイ4,789人5.3%+8.9%
フィリピン3,697人4.1%+15.5%
中国3,615人4.0%+15.4%
マレーシア3,064人3.4%+13.0%

出典:独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)『2024(令和6)年度 日本人学生留学状況調査結果』。本記事が参照した報告書には、上位10か国と「その他」の合計が掲載されています。ここでは上位10か国を抜き出しました。構成比は総数91,054人に対する割合なので、この10か国を足しても100%にはなりません(残りは「その他」31.0%)。

図2 国(地域)別の日本人留学生数 上位10(2024年度・単位:人)
  • アメリカ合衆国12,627
  • オーストラリア9,329
  • 韓国8,360
  • カナダ6,736
  • 英国5,381
  • 台湾5,260
  • タイ4,789
  • フィリピン3,697
  • 中国3,615
  • マレーシア3,064

出典:独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)『2024(令和6)年度 日本人学生留学状況調査結果』/作図:ルシュエット

伸び率で見ると、上位はアジアに集中しています

人数ではなく前年度からの伸び率で並べ替えると、順位は大きく変わります。上位10か国のうち伸びたのは7か国で、フィリピンが+15.5%と最も大きい伸びでした。

減った国は3か国です。カナダが-11.6%、アメリカ合衆国が-6.6%と、北米の減少が目立ちます。

図3 留学者数上位10か国における前年度比(2023年度→2024年度・単位:%)。伸び率の上位10か国ではありません
  • フィリピン+15.5%
  • 中国+15.4%
  • マレーシア+13.0%
  • タイ+8.9%
  • 英国+6.8%
  • 台湾+4.2%
  • オーストラリア+1.8%
  • 韓国-0.3%
  • アメリカ合衆国-6.6%
  • カナダ-11.6%

出典:独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)『2024(令和6)年度 日本人学生留学状況調査結果』/作図:ルシュエット。棒の長さは増減率の絶対値です。

※構成比の小さい国ほど、わずかな人数の増減で率が大きく振れます。率だけでなく人数もあわせてご覧ください。

男女が判明している学生の61.4%は女性です

男女別では、女性が55,711人、男性が34,983人でした。男女が判明している90,694人のうち61.4%が女性です。総数91,054人を分母にすると61.2%になります(在籍校が男女を把握していない360人がいるためです)。

この偏りは地域を問わず共通です。地域別に見ても、女性の割合が5割を下回る地域はありませんでした。

表5 地域別・男女別の留学者数(2024年度・単位:人)

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地域男性女性女性の割合
アジア14,21722,44561.2%
欧州7,89312,90962.1%
北米7,83611,47959.4%
大洋州4,2327,99665.4%
アフリカ32836252.5%
中南米20721150.5%
中東15617953.4%
その他11413053.3%
計(男女が判明している分)34,98355,71161.4%

出典:独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)『2024(令和6)年度 日本人学生留学状況調査結果』。男女の合計は総数91,054人と一致しません(学校が把握していない360人を除いているため)。

※女性の割合は「女性 ÷(男性+女性)」で計算しています。学校が把握していない360人は分母に含めていません。

現地から

1か月未満の短期留学が全体の66.2%という数字は、私たちが現地でお受けするご相談の傾向とも重なります。数週間のサマープログラムや語学研修から始めて、その後に長期を検討される方が多いためです。ただしこの調査が対象としているのは大学・短大・高専・専門学校に在籍する学生です。小中学生の親子留学や、社会人の方の語学留学は含まれていません。

調査方法と、このデータの限界

データの出どころ

  • 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)『2024(令和6)年度 日本人学生留学状況調査結果』(2026年5月公表)が一次ソースです(確認日:2026年9月17日)。
  • 構成比・伸び率・グラフは、当社が同調査の公表値をもとに計算・作図したものです。

読むときの注意

  • 対象は日本の大学等に在籍する学生です。大学・大学院・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)に在籍し、2024年度中に留学を開始した学生が対象です。小中高生の留学、社会人の語学留学、学校に在籍していない方の留学は含まれません。
  • 海外の大学へ直接進学した人は含まれません。高校卒業後に日本の学校を経ずに海外の大学へ進学した方(いわゆる正規留学)は、日本の大学等に在籍していないため、この調査では捕捉されていません。したがって「日本人の海外進学の全体像」ではない点にご注意ください。
  • 「留学」の範囲が広く取られています。学位取得だけでなく、単位取得を伴う学習活動、語学の実地習得、異文化体験プログラムへの参加も含みます。1か月未満の短期プログラムも同じ「留学」に数えられている点にご注意ください。
  • 在籍校の回答に基づく集計です。協定に基づかない留学は、在籍校が把握している範囲での回答です。把握されていない留学は反映されません。
  • 年度の数字です。2024年度は2024年4月1日から2025年3月31日に留学を開始した学生を指します。
  • 伸び率は母数の影響を受けます。人数の少ない国ほど率が大きく振れるため、人数とあわせてご覧ください。

出典一覧

この記事で使ったデータと、その提供元

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調査・資料名(リンク先で原典を確認できます)実施機関(原データの提供元)年次(基準日)確認日
2024(令和6)年度 日本人学生留学状況調査結果独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)2024年度(2024年4月1日〜2025年3月31日に留学を開始した学生)2026年9月17日

データの引用・転載について

本記事の集計表・グラフは、出典表示のうえ引用・転載いただけます

当社が作成した図表のレイアウト・編集・解説文(図1〜図3を含む)。なお構成比・前年度比の数値そのものは、JASSOの公表値または同値から計算したものですは、ご連絡なしで引用・転載いただけます。引用の際は、下記のように出典とリンクを添えてください。

出典:ルシュエット「日本人留学生の渡航先データ|国別の人数と留学期間の内訳【2026年版】」
https://luchouette.com/column/data-nihonjin-ryugaku-kokubetsu/

※政府統計そのものの数値は、各機関の利用規約に従ってください。本記事が再配布を許諾するのは、当社が計算・作図した部分に限ります。出典元の資料にも同じ数値が載っている場合は、原資料をあわせてご確認ください。
※このデータは毎年更新します。引用の際は、記事の更新日をあわせてご確認ください。

よくある質問

日本人留学生は増えているのですか。

2024年度は91,054人で、前年度から+2.1%と増えています。ただしコロナ前のピーク(2018年度115,146人)と比べると79.1%の水準です。

どの国に留学する日本人が多いのですか。

2024年度はアメリカ合衆国が12,627人で最多、次いでオーストラリアが9,329人、韓国が8,360人です。地域別ではアジアが36,904人で最も多くなっています。

短期留学と長期留学では、どちらが増えていますか。

短期です。1か月未満は60,301人で前年度比+5.7%と増えましたが、1年以上は-15.5%、6か月以上1年未満は-4.9%と減っています。

マレーシアに留学する日本人はどのくらいいますか。

2024年度は3,064人で、国別では10位です。前年度の2,712人から+13.0%でした。ただしこの数字は大学等に在籍する学生のみで、小中高生の留学は含まれません。

この調査に、親子留学や小中学生の留学は含まれますか。

含まれません。この調査の対象は、日本の大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)に在籍する学生です。小中高生の留学や、学校に在籍していない方の語学留学は集計されていません。

このデータを自分の記事で使ってもいいですか。

当社が集計・作図した部分は、出典表示(本記事へのリンク)を添えていただければ、ご連絡なしで引用・転載いただけます。JASSOの公表値そのものは、同機構の利用規約をご確認ください。

本記事に記載した費用・制度・学校情報は、2026年8月時点に公開されている情報にもとづく目安です。制度や料金は改定されることがあるため、お申し込みの前に各公式サイト、または当社までご確認ください。