ルシュエット|マレーシア留学・教育移住
親子留学・短期留学の時期選び

親子で行く短期留学|夏休みと春休みの選び方を現地スタッフが解説【2026年】

「夏休みか春休み、どちらで行こう」と迷ったとき、実は選んでいるのは日程ではなく参加できるプログラムの中身です。マレーシアの学校の休みは日本とずれている——その構造から順番に整理します。

結論から言うと、まとまった日数と本格的な内容を求めるなら夏休み、短く試して負担を抑えたいなら春休みです。ただしその前に、ひとつ前提を直しておく必要があります。「日本の休み=マレーシアの学校も休み」は半分しか合っていません。時期によって現地で動いているものが変わるからこそ、選べるプログラムも変わる——この記事では、学校暦の読み方・夏と春の使い分け・申し込みの逆算スケジュールを、クアラルンプール現地から整理します。

「日本の休み=マレーシアも休み」は半分しか合っていない

親子の短期留学で最初に決めるのは時期ですが、時期を決めた瞬間に、参加できるプログラムの種類もほぼ決まります。そしてここで、多くの方が前提を取り違えます。「日本の夏休みはマレーシアの学校も休みだから行きやすい」——これは半分しか合っていません

クアラルンプール周辺のインターナショナルスクールの公式カレンダーを並べると、学年の終わりも新年度の始まりも、学校ごとにばらついています。2026年から2027年の年度では、学年の最終日はISKLが6月4日、BSKLが6月25日、アリス・スミス・スクールとSJIインターナショナルは7月2日。4校が揃って休みに入るのは7月3日以降です。そして新年度の開始は、ISKLが8月5日、BSKLが8月13日、SJIインターナショナルが8月17日、アリス・スミス・スクールが8月20日と、2週間以上ばらけます。

つまり日本の夏休みの後半にあたる8月中旬から下旬は、マレーシアのインター校はすでに新年度の授業をしていることになります。「夏休みだから現地の学校も止まっている」という前提では、日程が組めません。

さらに、マレーシアの政府(公立)学校は学年度の区切りが日本と違います。教育省が公表している2026年度のカレンダーでは、クアラルンプールとセランゴールは1月12日に始まり、12月4日が最終授業日。第2学期は6月8日からで、学期中の休みは8月29日から9月6日に置かれています。つまり7月はまるごと授業、8月も28日まで授業です(マレーシア教育省|Surat Siaran KPM Bil. 3 Tahun 2025「Kalendar Akademik 2026」)。「日本が夏休みの間、マレーシアの学校は止まっている」わけではないのです。

この構造がわかると、時期選びの問いが変わります。「どちらの休みが行きやすいか」ではなく、「行きたい週に、志望校で何が動いているか」です。7月なら外部から参加できるホリデープログラムが集中し、8月中旬以降は在校生の授業が動いている。見たいものによって、選ぶ週が変わります

なお親子留学そのものの種類や、家族の形の決め方は親子留学とは|種類・期間・費用の全体像で整理しています。この記事は「いつ行くか」に絞って書きます。

現地からのリアル

ご相談で多いのが、「夏休みにインター校の授業を見学したい」というご希望です。ただ、7月に渡航すると在校生は帰国していて、動いているのはホリデープログラムだけ、ということが起こります。逆に8月中旬以降なら新年度が始まっているので、校舎は動いています。

ここで大事なのは、学校が動いていることと、外部の子どもを受け入れていることは別だという点です。短期の受け入れをしているか、見学だけなら可能かは学校ごとに違います。「時期」と「受け入れの形」は必ずセットで確認してください。

学校暦の読み方:休みの置き方は学校ごとに違う

「マレーシアの学期休み」を一律で語れないのは、学校ごとに学年の区切り方と休みの置き方が違うからです。日本の春休み(おおむね3月下旬から4月上旬)を基準に4校の公式カレンダーを並べると、扱いが真っ二つに分かれます。

学校(公式カレンダー)日本の春休み(3月下旬〜4月上旬)の扱い
ISKL(米国式・2学期制)3月22〜26日が中間休み。3月29日以降は授業(別途3月10〜11日がハリラヤで休校)
BSKL(英国式)4月2日まで授業。休みは4月3日から18日まで(第3学期は4月19日開始)
The Alice Smith School(英国式)3月10日から30日まで休み。3月31日から授業
SJI International Malaysia(英国系)3月26日から4月11日までまるごと休み

※各校が公開している2026〜2027年度のカレンダーをもとにした整理です。日程は年度ごとに更新され、学校の判断で変わることもあるため、必ず志望校の公式カレンダーで最新の日付をご確認ください

4校のうち2校は日本の春休みの大半が授業中で、2校は休みです。同じ週に渡航しても、学校によって「休み中」か「学期中」かが逆になる——これが、志望校のカレンダーを個別に見るしかない理由です。「マレーシアの春休みは3月」といった一般論では、日程が組めません。

政府学校の学期休みも重なりに影響します。2026年のクアラルンプールとセランゴールでは第1学期の休みが3月21日から29日に置かれ、日本の春休みの入りと重なっていました。ローカルの学校を見たい場合は、ここも確認しておきたい点です。

夏休み型と春休み型を6つの軸で比べる

そのうえで、日本の長期休暇ごとの向き・不向きを整理します。「どちらが良いか」ではなく、何を優先するかで答えが変わると考えてください。

※日本の長期休暇の日付は自治体によって違います。たとえば東京都内でも、世田谷区は夏季休業を8月31日まで、江東区は8月24日までと規則で定めています。北海道(札幌市)は夏を短く冬を長くする設定です。また規則上の休業日と、実際の終業式・始業式の日は数日ずれることがあるため、渡航日程は在籍校の年間予定で確認してください。

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比較する軸夏休み(7〜8月)春休み(3月下旬〜4月上旬)冬休み(12月下旬〜1月上旬)
取れる日数◎ 2週間以上も可△ 1〜2週間が上限△ 年末年始を挟む
プログラムの数◎ もっとも多い○ 学校により有無が分かれる△ 少ない
寮つきの本格型◎ 選べる△ ほぼ通学型△ 少ない
1回あたりの費用△ 日数が長い分高い◎ 抑えやすい○ 中
申し込みの余裕△ 早期に満席あり○ 中○ 中
現地校の授業○ 7月は休み/8月中旬〜は授業○ 学校により授業中か休み△ 年末年始は休み(1月上旬〜授業の学校あり)
◎ 向いている○ 条件つき△ 弱み・注意
▲ 日本の長期休暇別に見た、親子短期留学の向き・不向き。※冬休みは年末年始と重なりプログラム自体が少ないため、本記事では夏と春を中心に解説します。※プログラムの数・寮の有無は各校の公式募集要項をもとにした編集部の傾向整理で、開催の有無は年度と学校によって変わります(ルシュエット作成)

夏休み(7〜8月)に行く場合

夏はもっとも選択肢が多く、2週間を超える本格的なプログラムが並ぶのがこの時期の強みです。2026年に実際に公開されていた例を挙げると、IGB International School は7月13日から24日の日程でサマースクールを募集し、早期申込の料金をRM5,000と公開していました(IGBIS|Summer School)。メインのサマースクールは8時から15時30分で、これとは別に、週単位のサッカープログラム(7月6〜10日と7月27〜31日の2週設定・1週間 RM2,500の早期申込料金)も案内されています。こちらは朝7時から14時30分と時間帯が違うため、送り迎えの負担が変わります。

寮つきの本格型では、エプソムカレッジ・イン・マレーシアを会場とした全寮制プログラムが公開されており、26日間で RM20,000、13日間で RM11,100という料金が示されていました(Global Enrichment Programme|British Summer School)。対象は9歳から17歳で、食事や洗濯まで含む設定です。

※RM1≒38.7円(2026年8月時点)で換算すると、RM5,000は約19万円、RM20,000は約77万円が目安です。為替は日々動くため、実際の支払額は申込時のレートで変わります。また上記は2026年の募集内容で、翌年以降の日程・料金・開催の有無は各校の公式ページでご確認ください。

もうひとつ、夏を選ぶなら知っておきたいのが満席の早さです。上記の全寮制プログラムは、2026年8月時点で3つのコースすべてが「Sold Out」となり、ウェイトリストのみの受付になっていました。人気の枠は数か月前に埋まるため、夏を狙うなら前年のうちから情報を追うのが安全です。

7〜8月の気候とヘイズ

クアラルンプールは年間の気温差が2℃未満で(半島東海岸を除く地域の傾向)、季節による寒暖の差がほとんどありません。雨がもっとも多いのは10〜11月、次に多いのが4〜5月です。もっとも少ないのは1〜2月で、6〜7月はそれに次ぐ少雨期にあたります(マレーシア気象局|Malaysia's Climate)。雨で予定が崩れる心配は、夏のほうが小さいといえます。

一方、夏に固有の注意点がヘイズ(煙害)です。近隣国の野焼き由来の煙が流れ込み、空がかすんで大気の状態が悪化する現象で、例年おおむね6〜10月に発生しやすいとされます(発生時期と規模は年によって大きく変わります)。大気の状態はAPI(Air Pollutant Index/大気汚染指数)として環境局が公開しており、環境局のシステムで地域ごとの数値を見ることができます。

教育省の通達(Surat Siaran KPM Bil. 1 Tahun 2019)では、APIが100を超えた場合は教室外の活動をすべて停止し、200を超えた地域の学校は直ちに休校とすると定められています。再開はAPIが200を下回ることが条件で、心配な保護者は登校させなくてよいことも明記されています。ただしこの通達の宛先は各州の教育局で、直接の対象は公立校です。インターナショナルスクールや私立校にそのまま適用されるかは公式に明記がありませんので、ヘイズ時の対応は志望校に確認してください。屋外中心のプログラムを選ぶ場合は、中止・振替の規定もあわせて見ておくと安心です。

現地からのリアル

夏のプログラムは「英語を学ぶ」だけでなく、リーダーシップ・スポーツ・音楽などテーマで組まれているものが増えています。英語力そのものを伸ばしたいのか、英語を使って何かをする経験をさせたいのかで、選ぶプログラムがはっきり変わります。

もうひとつ、7〜8月は日本からの渡航が集中する時期でもあります。航空券と滞在先は、プログラムの合格・確定を待つより先に、候補を押さえておくくらいで良いと思います。

春休み(3月下旬〜4月上旬)に行く場合

春休みの強みは、短い日数で試せることです。日本の春休みは夏より短いため、5日間から1週間程度の通学型プログラムが中心になります。「いきなり2週間は不安」「まず子どもの反応を見たい」というご家庭には、この長さがちょうど合います。

一方で注意点が2つあります。1つは開催の有無が学校によって分かれること。夏と違い、春休み向けのプログラムを毎年用意している学校はまだ限られます。志望校の公式ページに募集が出ているかを、早い段階で確認してください。

もう1つは、前章で見た学校ごとのばらつきです。同じ3月下旬でも、授業をしている学校と休みの学校が混在します。「在校生と同じ教室で過ごす体験」を期待していると日程が成立しないことがあるので、渡航したい週に志望校が動いているかを、公式カレンダーで先に確かめるのが確実です。

あわせて、春休みは日本側で学年が切り替わるタイミングでもあります。修了式・卒業式・始業式の日は自治体や学校で違い、教科書の配布や新学年の準備行事が入ることもあります。前後に余裕を持たせた日程にしておくと、帰国後があわただしくなりません。

小学生の参加できる形についてはマレーシアのサマースクール|小学生の対象年齢・費用・内容、費用の内訳はマレーシア短期留学の費用|1週間〜1ヶ月の過ごし方で詳しく扱っています。

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滞在は3か月以内・MDACは全員必須

数週間の短期留学であれば、手続きはそれほど複雑ではありません。ただし2つだけ、外せない前提があります。

① 滞在期間は3か月以内

日本国籍の方はマレーシア入国にあたり査証(ビザ)が免除され、免除で認められる滞在期間は3か月以内とされています。またパスポートは残存有効期間が6か月以上必要です(外務省 海外安全ホームページ|マレーシア 安全対策基礎データ)。夏休みや春休みに収まる日程なら、日数はこの枠内に十分収まります。

ただし注意したいのは、この査証免除が想定している目的は「観光や知人訪問」だと説明されている点です。短期の滞在でも、調査研究など目的によっては査証が必要とされています。数週間のプログラム受講が観光の範囲として扱われるのかは、外務省の記載からは断定できません。参加する学校がどの入国目的・どのパスで受け入れているかは、次項のとおり学校に確認してください。

② MDAC(デジタルアライバルカード)の提出

MDACは、入国前にオンラインで渡航情報を登録する仕組みです。外務省は、2023年12月1日からマレーシアの空港に到着する国際線の旅客に登録が義務づけられたとし、「出発3日前から」オンラインで入力する必要があると案内しています。永住権や長期滞在資格の保持者などは除外されるため、短期滞在の日本人は対象です(外務省 海外安全ホームページ|マレーシア 安全対策基礎データ)。提出は移民局のMDAC専用サイトから行い、親も子も、家族全員分が必要です。手順はマレーシアMDAC登録方法|手順と注意点にまとめています。

③ 学生ビザ(Student Pass)は必要か

ここは断定を避けたい部分です。まず知っておきたいのは、学生パスの申請ルートが学校の種別で分かれていることです。大学や語学センターなどの高等教育は留学生受け入れ窓口のEMGS(Education Malaysia Global Services)を経由しますが、インターナショナルスクールなど初等・中等の学校はEMGSを通さず、教育省の支持書をもとに学校または保護者が入国管理局へ直接申請する建て付けです。

そのEMGSは、3か月未満の受け入れプログラムはStudent Passではなく Social Visit Pass の扱いと案内しています(EMGS|Introduction of New Mobility Programmes (Inbound))。ただしこれは高等教育の受け入れを想定した案内で、インター校の数週間のプログラムにそのまま当てはまるとは限りません。案内の中で示されている滞在日数も国籍によって変わるため、日本人の「3か月以内」を裏づけているのはEMGSではなく、前項の査証免除の取決めです。

結論として、インター校や語学学校の短期プログラムについて、最低受講期間やパスの種別を定めた公式の明文は確認できませんでした。参加する学校がどのパスで受け入れているかは、申し込み時に学校へ直接確認してください。

④ 見積もりに乗る税(SST)

SSTは「Sales and Service Tax」の略で、マレーシアの売上・サービス税です。教育サービスに対しては税率6%で、私立学校は1人あたり1学年度の対象料金が RM60,000 を超える場合に課税対象となります。また語学センターがマレーシア国籍以外の方に提供する場合は、しきい値なしで課税対象とされています(マレーシア関税局|Guide on Private Education Services(2025年6月9日発行))。

実務で気をつけたいのは、学校の案内に書かれている税の表記が一律ではないことです。エプソムカレッジ・イン・マレーシアが公開していた2026年夏のキャンプ案内では、料金が「MYR 7,560(8% SST込み)」と表示されていました(Epsom College in Malaysia|Summer Experience)。関税局のガイドが定める教育サービスの6%とは別の税率が乗っており、その理由は学校側が明示していません。同じ学校のプログラムでも案内する窓口によって税の表記が違うことがあるため、見積もりを取るときは「表示価格に税が含まれているか・何%か」を必ず確認してください。

日本の学校をどう扱うか

結論として、日本の長期休暇に収まる日程であれば、日本の学校を休まずに渡航できるため、手続き上の負担は最小限で済みます。夏休み・春休み・冬休みを選ぶ最大の実務的なメリットはここです。ただし休業期間中でも出校日や部活・補習が入ることがあるので、年間予定は先に確認してください。

問題になるのは、休暇からはみ出す場合です。調べたかぎり、数週間の短期留学の出席の扱いについて、全国共通の公的な定めは確認できませんでした。文部科学省には学齢児童生徒が国外に転出した場合の学籍の扱いを示した通知がありますが(学齢児童生徒が国外に転出した場合における学齢簿や学籍の取扱いについて)、これは住民票を移して国外へ移る場合の話で、数週間の渡航とは別の状況です。短期留学に当てはめて読むことはできません。

したがって「出席扱いになるか」「欠席になるか」の判断は、自治体や学校長の裁量による部分が大きく、在籍校に直接確認するのが確実です。休暇から数日はみ出すだけでも、学校によって受け取り方が変わります。渡航を決める前に、担任の先生に一度相談しておくと安心です。

申し込みの逆算スケジュール(5ステップ)

時期が決まったら、あとは逆算です。夏を狙う場合は前年の秋から動き始めるのが目安になります。

  1. 渡航6か月前:目的と日数を決める

    「英語に慣れる」「本格的に学ぶ」「現地の学校生活を見る」のどれを優先するかで、夏か春か、通学型か寮型かが決まります。

  2. 5〜4か月前:志望校の公式カレンダーと募集を確認

    渡航したい週にその学校が動いているか、短期プログラムの募集が出ているかを公式ページで確認します。

  3. 4〜3か月前:申し込みと支払い条件の確認

    対象年齢・英語力の条件・表示価格に税が含まれるか・キャンセル規定を確認します。人気の枠はこの時点で埋まることがあります。

  4. 2〜1か月前:航空券・滞在先・保険を手配

    滞在エリアは学校からの距離で決まります。エリアごとの雰囲気はKLで住むエリアの選び方を参考にしてください。

  5. 渡航3日前〜当日:MDACを家族全員分提出

    登録できるのは出発の3日前からで、それより早くは入力できません。忘れると入国手続きで時間を取られるため、出発前の最終確認に入れておきます。

現地からのリアル

短期留学の目的として、意外に多いのが「長期を検討する前の下見」です。数週間でも実際に暮らしてみると、通学のしやすさ・気候・食事・週末の過ごし方といった、資料では分からない部分が見えてきます。

通学型のプログラムでは、お子さんが授業を受けている日中、保護者の方は自由に動けます。この時間を使って、スーパーや病院を見ておく・住みたいエリアのコンドミニアムを内見する・現地で働く方に会う——ここまでやると、短期滞在が一気に「下見」として機能します。

下見として使うなら、プログラムの内容だけでなく滞在するエリアも「もし住むなら」の目線で選んでおくと、判断材料がぐっと増えます。学校の候補と住むエリアの候補を、同時に見ておくのがおすすめです。

よくある質問

親子の短期留学は、夏休みと春休みのどちらが向いていますか?

目的で変わります。2週間以上まとまった日数を取り、寮生活や本格的なプログラムまで含めて選びたい場合は、選択肢がもっとも多く並ぶ夏休みが有利です。一方、まず短く試したい・費用と負担を抑えたい・親子で一緒に動きたい場合は、日数の短いプログラムが中心になる春休みが向いています。ただし開催の有無と日程は学校ごとに違うため、志望校の公式カレンダーで必ず確認してください。

数週間の短期留学に学生ビザ(Student Pass)は必要ですか?

日本国籍の方は査証免除で入国でき、免除で認められる滞在期間は3か月以内です(外務省)。留学生受け入れ窓口のEMGSも、3か月未満の受け入れプログラムはStudent Passではなく Social Visit Pass の扱いと案内しています。ただしEMGSが扱うのは大学や語学センターなどの高等教育で、インターナショナルスクールなど初等・中等の学校は別のルートになるため、この案内がそのまま当てはまるとは限りません。短期プログラムの最低受講期間やパスの種別を定めた公式の明文は確認できていないため、参加予定の学校とビザの扱いを必ず個別に確認してください。

短期プログラムはいつまでに申し込めばいいですか?

人気の枠は開催の数か月前に満席になることがあります。2026年夏の全寮制プログラムは、2026年8月時点で3つのコースすべてが「Sold Out」となりウェイトリストのみの受付でした。学校の募集開始は前年秋から春にかけてが多いため、行きたい年の半年前には志望校の公式ページを確認し、募集が出たら早めに動くのが安全です。

小学校低学年の子どもでも参加できますか?

参加できる形が変わります。全寮制のキャンプは対象年齢を9歳以上や11歳以上と設定している例が多く、低学年のお子さんは対象外になることがあります。その場合は、語学学校やインター校の通学型プログラムに参加し、保護者が同じ期間に滞在して送り迎えをする形が現実的です。対象年齢は学校ごとに異なるため、公式の募集要項で確認してください。

7〜8月のクアラルンプールの気候やヘイズは心配ですか?

クアラルンプールは年間の気温差が2℃未満で(半島東海岸を除く地域の傾向)、季節による寒暖の差はほとんどありません。雨がもっとも多いのは10〜11月、もっとも少ないのは1〜2月で、6〜7月はそれに次ぐ少雨期にあたります。ただしヘイズ(近隣国の野焼き由来の煙害)は例年おおむね6〜10月に発生しやすく、時期と規模は年によって変わります。大気の状態は環境局が公開するAPI(Air Pollutant Index)で確認できます。教育省の通達では、APIが100を超えた場合は教室外の活動を停止し、200を超えた地域の学校は直ちに休校とすると定められています。ただしこの通達の直接の対象は公立校で、インターナショナルスクールや私立校への適用は公式に明記がないため、ヘイズ時の対応は志望校に確認してください。

本記事に記載した費用・制度・学校情報は、2026年8月時点に公開されている情報にもとづく目安です。為替はRM1≒38.7円で換算しています。制度や料金は改定されることがあるため、お申し込みの前に各公式サイト、または当社までご確認ください。