ケンブリッジ式カリキュラムについて（Aレベル・IGCSE）

ケンブリッジ式カリキュラムは、マレーシアのインターナショナルスクールの中で最も定番とされる教育カリキュラムです。

「ケンブリッジ」という名前から分かる通り、「イギリス式カリキュラム」「英国式カリキュラム」と呼ばれることもあります。マレーシアがイギリスの植民地だった歴史を持ち、教育面でもその縁が強いことも理由の１つとして、マレーシアのインターナショナルスクールの多くが、ケンブリッジ式カリキュラムを導入しています。

同じカリキュラムでも学校の雰囲気などはもちろん異なりますが、まずは「ケンブリッジ式カリキュラム」の特徴と仕組みについて、お伝えします。

ケンブリッジ式カリキュラムとは

ケンブリッジ式カリキュラム（英国式カリキュラム/イギリス式カリキュラム）は、イギリスの教育カリキュラムに基づいたカリキュラムです。

日本では6歳から小学校１年生に進学することになりますが、このケンブリッジ式カリキュラムでは基本的に5歳から小学校に入る点が特徴です。

小学校〜中学校の修了過程がIGCSEと呼ばれ、IGCSEを取得することで義務教育の修了を意味します。その後、大学進学を目指す場合はA Level（Aレベル）という世界基準のイギリスカリキュラムのディプロマを取得する必要があります。Aレベルの取得により、世界中の大学進学への道を開くことができます。

各学年・年齢ごとにプログラム名の呼び名があり、それぞれの年齢に合った教育カリキュラムを構成しています。

学年・年齢ごとのケンブリッジ式カリキュラム

プライマリースクール：Year 1〜Year 6（5歳〜11歳）
ケンブリッジ・セカンダリー：Year 7〜Year 11（12歳〜16歳）
ケンブリッジ・アドバンスト：Year 12〜Year 13（17歳〜18歳）

なお、IGCSEを取得したあとは国際バカロレアのディプロマ「IBDP」を選択することができるインターナショナルスクールもございます。その時のお子さまの進路や検討によって、高校卒業時のカリキュラムを選択するというのも１つの選択肢です。

国際バカロレアのデイプロマ（IBDP）が取得できるインターナショナルスクール

ケンブリッジ式カリキュラムの3つの特徴

レベルの高い教育カリキュラム

ケンブリッジ式カリキュラムでは、日本の高校卒業相当の履修内容を高校１年生相当の学年で習得します。これがIGCSEの修了段階です。その後、シックス・フォームと呼ばれるYear 12〜Year 13では、ディプロマ（Aレベル）の取得を目指すため、すでに日本の大学の一般教養や短大卒業相当になる履修内容を学びます。

そのため、このAレベルを取得することで大学入学の資格も取得することができることになります

このように、高校卒業時には一般教養レベルの授業内容をすでに取得していることから、日本の教育カリキュラムと比較すると早い段階で、世界基準の教育内容を習得することができるため、レベルの高い教育を早くから受けることができるのが魅力です。